Google Street View(グーグル ストリートビュー)を使った位置あてゲームGeoGuessr(ジオゲッサー)のFamous Places(有名な場所)で出題される世界遺産・遺跡・建物をまとめました。
GeoGuessr(ジオゲッサー)は、地理・世界史・英語に強くなれるゲームだよ。
ここでは、その中でもインドと中央アジアで出題される世界遺産・遺跡・建物についてまとめたものです。
※随時更新しています
インド【India】
- 国名:インド共和国(the Republic of India)
- 首都:デリー連邦直轄地(ニューデリー)
- 公用語:ヒンディー語、英語他21の言語
- ccTLD:.in
- 通貨:インド・ルピー
人口、人口密度世界1位
カースト制度が根強く残る国(カーストによる差別は憲法で禁止されている)
赤い城(デリー)
首都デリーにある17世紀ムガル帝国時代に建てられた城壁、世界文化遺産の「赤い城の建造物群(Red Fort Complex)」の「赤い城(Red Fort)」です。
※インドのアーグラにある世界文化遺産の「アーグラ城塞(Agra Fort)」も「赤い城」と呼ばれています
クトゥブ・ミナール
首都デリーにある世界文化遺産「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群(Qutub Minar and its Monuments, Delhi)」に含まれるインド最古のミナレット、ヒンズー王朝を滅ぼしてイスラム王朝を開いた奴隷王朝の初代君主クトゥブッディーン・アイバクが1193年に建てた高さ72.5mの尖塔「クトゥブ・ミナール(Qutb Minar)」です。
ロータス寺院
首都デリーにある1986年に建てられたバハイ信教の礼拝堂「ロータス寺院(Lotus Temple)」です。
ハスのような特徴的な建物は、内部も含め、信仰する宗教に関係なく誰でも見学できます。
バハイ信教
バハイ信教は、ペルシャのバハオラによって1844年に創始された宗教です。
男女平等・世界平和を謳っているため、イスラム教徒により迫害されています。
フマユーン廟
首都デリーにある墓廟、世界文化遺産「デリーのフマユーン廟(Humayun’s Tomb, Delhi)」です。
※墓廟(ぼびょう):大規模なお墓のこと
1572年に建てられたムガル帝国第2代皇帝フマーユーンのお墓で、その建築スタイルはタージマハルに影響を与えたといわれています。
タージマハル
中央より少し北西のアーグラにある世界文化遺産「タージ・マハル(Taj Mahal)」です。
1653年に完成した、当時の皇帝が愛娘のために造ったすべて大理石でできた墓廟で、560m×303mの敷地には、大理石造りの墓廟を挟むように赤砂岩づくりで同じ外観のモスクと集会場が対称な形で向かい合っています(外観のみ同じで内部は全く異なります)。
また、庭園を挟んで南には大楼門があります(写真右)。
カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院
中央よりやや北、首都デリーから南東約620kmの位置にある人口たった5000人ほどの小さな村カジュラホにある世界文化遺産「カジュラーホーの建造物群(Khajuraho Group of Monuments)」の中でも最大の寺院、11世紀頃に建てられた「カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院(Kandariya Mahadeva Temple)」です。
11世紀頃は、約6㎢の範囲にヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院が85ヶ所あったとされるカジュラーホー寺院群ですが、現存しているのは25ヶ所のみで、カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院は、シヴァ神にささげられたヒンドゥー教寺院です。
アンベール城
首都デリーから南南西に約200km、アンベールにある世界遺産「ラージャスターンの丘陵城塞群(Hill Forts of Rajasthan)」に含まれる6つの城壁の一つ、16世紀から17世紀にかけて造られた「アンベール城(Amber Fort)」です。
ハリマンディルサーヒブ
北部、パキスタンとの国境近くアムリトサルにあるシク教の総本山「ハリマンディル・サーヒブ(Harmandir Sahib, Darbar Sahib)」、通称「黄金寺院(Golden Temple)」です。
ハリマンディル・サーヒブは、120m×150mの人工池「アムリタ・サラス(不死の池)」の中央に浮かぶように建っています。
シク教
シク教は、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教に次いで世界で5番目に信者の多い宗教で、世界に約2400万人の信者がいるそうです。
「インド人男性の服装といえばターバン!」のイメージを持っている人も多いと思いますが、ターバンを巻いているのはインドの人口のたった2%以下で、ターバンを巻いている人=シク教徒なんだそうです。
シク教徒は、髪の毛を切ってはいけない(ヒゲもダメらしい)からターバンを巻くんだって!
インド門(ムンバイ)
1924年(イギリス領インド帝国時代)、インド中央西端、アラビア海に面するムンバイ(旧:ボンベイ)に造られた記念建造物「インド門(Gateway of India)」です。
※首都デリーに「インド門(India Gate)」という慰霊碑があるため、こちらは「ムンバイのインド門」とよばれています
マイソール宮殿
インド南の先端から北へ200kmほどのマイソールにある宮殿「マイソール宮殿(Mysore Palace)」です。
14世紀に建てられましたが、その後何度も火災にあい、現在の建物は1912年に再建されたものです。
ビクトリアメモリアル
東部、バングラデシュの西端との国境近くコルタカにある1921年に完成した博物館「ビクトリア・メモリアル(Victoria Memorial Kolkata)」です。
タージマハルと同じく、白大理石でできています。
写真左は、1876年~1901年までインド帝国(イギリスの植民地)の皇后だったビクトリア女王の像です。
スリランカ【Sri Lanka】
- 国名:スリランカ民主社会主義共和国(the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)
- 首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
- 公用語:シンハラ語、タミル語
- ccTLD:.lk
- 通貨:スリランカ・ルピー
セイロン島にある国(旧国称もセイロン)
スリランカ第2代大統領J・R・ジャヤワルダナ氏は、1951年9月、第二次世界大戦・太平洋戦争後に関連して連合国諸国と日本との間に締結されたサンフランシスコ講和会議で「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む(Hatred ceases not by hatred, But by love.)」という法句経の一節を引用して日本に対する戦時賠償請求を放棄する演説を行った
ゴール要塞のゴール時計塔
スリランカ南西部の海沿いゴールにある世界文化遺産「ゴールの旧市街と要塞(Old Town of Galle and its Fortifications)」の一部、オランダ要塞の「ゴール要塞(Galle Fort)」の中にある1883年に建てられた「ゴール時計塔(Galle Clock Tower)」です。
バングラデシュ【Bangladesh】
- 国名:バングラデシュ人民共和国(the People’s Republic of Bangladesh)
- 首都:ダッカ
- 公用語:ベンガル語
- ccTLD:.bd
- 通貨:タカ
国名に「人民共和国」が含まれるが、社会主義国ではない
世界で最も人口密度の高い(都市国家※モナコ・マカオ・シンガポールなどを除く)
国旗のデザインは日の丸を参考にしたといわれているが、日の丸とは異なり中央の赤丸はやや左寄りに描かれている
ショヒドミナール
首都ダッカにある国定記念碑「ショヒド・ミナール(Shaheed Minar, Dhaka)」です。
1952年2月21日に起こったベンガル言語運動の犠牲者を追悼する目的で建設されましたが、たった数日で、パキスタン警察に取り壊され、その後、1956年に新たに建てられましたが、それも1971年のバングラデッシュ独立戦争で完全に破壊され、1972年から何度も改修・修復され、現在の形となりました。
毎年、国際母語デー(2月21日)には言語運動の慰霊祭が行われています。
ラルバーグ要塞(ラルバーグフォート)
首都ダッカにある3つの砦からなる「ラルバーグフォート(Lalbagh Fort)」です。
1678年に建設を開始しましたが、未完成のまま放置されました。
パハルプールの仏教寺院遺跡群(ソーマプラ大僧院)
首都ダッカから北西に250kmほどのパハルプールにある世界文化遺産「パハルプールの仏教寺院遺跡群(Ruins of the Buddhist Vihara at Paharpur)」、「ソーマプラ大僧院(Sompur Mahavihara )」です。
8世紀半ばから9世紀にかけて建設された大規模な仏教寺院跡です。
ブータン【Bhutan】
- 国名:ブータン王国(the Kingdom of Bhutan)
- 首都:ティンプー
- 公用語:ゾンカ語
- ccTLD:.bt
- 通貨:ヌルタム
禁煙国家
※コロナ禍での対策で一時的にタバコの販売・持込が可能(ただし高い関税がかかる)
タクツァン僧院(タイガーネスト)
首都ティンプーから西へ約30kmほどのパロの渓谷にあるチベット仏教の寺院「タクツァン僧院(Paro Taktsang)」、通称「タイガーネスト(Tiger’s Nest ※トラの巣)」です。
1694年、標高約3120mの垂直に切り立った岸壁に建てられています。
ネパール【Nepal】
- 国名:ネパール(Nepal)
- 首都:カトマンズ
- 公用語:ネパール語
- ccTLD:.np
- 通貨:ネパール・ルピー
世界で唯一国旗が四角形でない
エベレスト
ネパールとチベットの国境上にある世界最高峰の山「エベレスト(Mount Everest)※チベット語でチョモランマ(Qomolangma)」です。
エベレストトリビア
- 登山者の死亡率は1%以上
- 登山ルートには、随所に120体もの遭難者の遺体が放置され、凍結もしくは乾燥によりミイラ化している
- ネパール側の登山ルートのみ年齢制限(16歳以上)がある
※中国側も規制はあるが強制ではないため守られていない - ネパール側の登山ルートは単独登山禁止
- 入山料だけで100万円以上、登山ツアーは諸経費込みで500万円~1,300万円ほどかかる
- 富士山と同じくゴミ問題が深刻化しており、ネパールでは登山者に自分が出したゴミとは別に1人8kg以上のゴミを持ち帰ること、排泄物をベースキャンプまで持ち帰ることが義務化された
世界の高い山ランキング
- エベレスト(ネパール・チベット):8,848m
- KS(パキスタン・インド・ウイグル):8,611m
- カンチェンジュンガ(ネパール・インド):8,586m
- ローツェ(ネパール・チベット):8,516m
- マカルウ(ネパール・チベット):8,463m
2位のK2のみカラコルム山脈、1位、3位~10位はすべてヒマラヤ山脈の山々です。
パキスタン【Pakistan】
- 国名:パキスタン・イスラム共和国(the Islamic Republic of Pakistan)
- 首都:イスラマバード
- 公用語:ウルドゥー語、英語
- ccTLD:.pk
- 通貨:パキスタン・ルピー
西遊記で有名なガンダーラがあった
桃源郷(Shangri-La・シャングリア・理想郷)とよばれるフンザがある
※宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」のモデルになった土地ともいわれている
アフガニスタン【Afghanistan】
- 国名:アフガニスタン・イスラム首長国(the Islamic Emirate of Afghanistan)
- 首都:カーブル
- 公用語:パシュトー語、ダリー語
- ccTLD:.af
- 通貨:アフガニ
2021年にタリバン政権が国旗を変更(白地にシャハーダと国名)
タリバンによって貴重な遺跡が破壊され続けている
女性に人権がない国
イスラム教の五行のひとつ「アッラーフの他に神はない。ムハンマドはアッラーフの使徒である(There is no god but Allah. Muhammad is the messenger of Allah.)」をアラビア語で唱えること