日本で一番知名度が高い英語検定「実用英語技能検定」略して「英検」
5級から1級まで7段階あり、一番簡単な5級レベルが中学初級程度なのですが、今は小学生の受験者も多いようです。
そんな英検を、現在中学2年生の息子が初めて受験しました。
英検の推奨レベル
日本英語検定協会が推奨する英検受験レベルは、
- 5級 :中学初級程度
- 4級 :中学中級程度
- 3級 :中学卒業程度
- 準2級:高校中級程度
- 2級 :高校卒業程度
- 準1級:大学中級程度
- 1級 :大学上級程度
と、中学以上の知識が必要ですが、今は小学校から英語が必須科目となったため、上記の推奨レベルより2ランクほど上げて受験するお子さんが多いようです。
5級、4級は面接がないので小学生でも比較的挑戦しやすく、3級からは筆記試験(1次試験)合格者のみ面接試験(2次試験)を受けることができ、どちらも合格して初めて合格証明書が発行されます。
英検3級の配点(合格基準)について
息子が今回初めて受けたのが「英検3級」です。
英検3級1次試験(筆記)の課題・問題数・配点は、
- リーディング(選択)40問:550点
- リスニング(選択)30問:550点
- ライティング(記述)1問:550点
の1650点満点で、合格基準は1103点です。
2次試験(面接)の課題・問題数・配点は、
- リーディング:5点
- Q&A:25点
- アティチュード(態度):3点
で配点され、スコアとしては、スピーキング550点満点として表され、合格基準は353点です。
1次試験【筆記試験】の勉強方法
3級合格者から「合格する秘訣は過去問を解くこと」とアドバイスをもらいました。
また、英語の先生からは、参考書は1冊あれば充分(なくてもいい)と言われました。
英検試験勉強は、基本的には無料でできます。
日本英語検定協会の公式ホームページから過去問題3回分が無料でダウンロードできるんです。
3級の過去問・対策(日本英語検定協会公式HP)
もちろんリスニング音源も再生できます。
人気の参考書・テキスト
英検対策には、旺文社のテキストが人気です。
中でも旺文社の総合対策教本を使用している人が多いのですが、
教科書みたい…
息子には合わなかったらしく、あまり使いせんでした。
試験勉強体験談
息子はあまり勉強が好きではないため、参考書を渡していたのですがほぼ開くことがなく、試験前夜に私に怒られてやっと過去問を解こうとして親子で気づきました。
英検ってマークシートだったんだ!
実は、母である私も夫も英検を受けたことがなく、基本的なことを知らなかったんです。
そして、とりあえず過去問を一通りこなし、一夜漬けで試験に挑みました。
ライティングとリスニングは選択問題(マークシート)なので、最悪わからなくてもとりあえず印を付けておけばもしかしたらあっているかもしれません。
ライティング(英作文)は、内容、構成、語彙、文法で配点されているため、英語力が問われます。
そのため、息子はライティングは平均を大きく下回った点数でしたが、ライティングとリスニングのおかげで無事合格することができました。
2次試験【面接】の練習方法
1次試験に合格したら指定された日に面接を受けます。
2次試験は最大4回受けることができますが、2回目以降はその都度料金が満額かかります。
そして、この面接の練習も無料でできるんです。
3級のバーチャル二次試験(日本英語検定協会公式HP)
しかも、問題と解答のサンプルもあるので、これらをしっかり復習しておきましょう。
似た問題が出たよー
初めて英検を受ける方へ【アドバイス】
うちの息子は、人見知りもなく、手を挙げて発表することに抵抗がないタイプです。
また、小学生の頃からオンライン英会話を続けているので、英語で話すことにはある程度慣れています。
そんな息子でも、初めての英検二次試験(面接)では緊張したようで、試験会場を出てすぐに「面接で何聞かれた?」と聞いたのですが、面接内容をまったく覚えていませんでした。
息子が受けた二次試験は試験官は1人で日本人だったようですが(地域によって異なるかもしれません)、それでも面接なんて大人でも緊張しますものね。
そのため、初めての受験はお子さんのレベルより1つ下げた級から挑戦するのがいいと思います。
一度余裕で合格すると、自信が付きますし、ある程度の流れがわかると緊張も少しは和らぐかもしれません。
英検受験まで時間があるならリスニング力を上げる
息子の1次試験結果です。
なんとリスニングだけ満点でした。
最近ではオンライン英会話レッスンもダラダラで、先生とゲームの話しかしていなかったのに、聞き取る力だけはついていたようです。
リスニング力は一朝一夕に鍛えることはできませんが、「勉強する」というおかたい感じではなく、息子のように、好きな話(息子の場合はゲーム)をしているだけで育てることができます。
これはできれば日本語がわからない人を選ぶのがオススメです。
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英検に合格するための環境を整える
リスニングと異なり、リーディング、ライティングは1人ででも勉強できます。
でも、それができない(もしくはしない)んですよね。
息子は、
- 単語が読めない・綴りがわからない
- 語彙力が少ない
- 文法が適当
という、オンライン英会話あるあるをコンプリートしていることが今回初めて英検を受けてわかりました。
そのため、次の試験(準2級)までにすることはコチラです。
- 無料の参考資料を活用する(公式HP)
- 人気かどうかではなく子供に合った参考書を1冊買う(そしてきちんと使う)
- オンライン英会話スクールを英検コースがあるところに変更
これで、4か月後に受けた英検準2級に合格できました。
英検準2級合格までの道のりはコチラ