Eテレの某人気アニメのエンディングソングに、こんな曲があるのをご存じですか?
♪知ってた?
me tooって「わしも」って意味なんだよ
知らなかったよ me too…
宮藤官九郎さん作詞、木村カエラさんが歌う「明日もme too」です。
でも、この歌詞・・・
間違っているんです!
「私も」が「me,too」とは限らない理由
「me,too」は、「私もまったく同じ考え(意見・思い)です」というときに使いますが、肯定文にしか使えません。
つまり、
(私、ピーマン好き)
Me, tooo!
(私も!)
これはOK!です。
強調するために、SNSや友達との会話であれば、toをtoooooなどと表現することもあります(テストで書いたらダメだよ)。
でも、
(私、ピーマン嫌いなんだよね~)
Me, too!
(私も!)
これは間違いです。
「don’t 」を使っている文、つまり、否定文には「me, too」は使えません。
この場合は、
- Me, neither!
- Neither, do I!
- I don’t like green peppers, either!
などを使います。
つまり、me,tooは「私も」という意味ですが、「私も」がme,tooとは限らないんです。
me,tooの使い方【肯定文】
基本的には、肯定文への答えであれば「me,too」です。
しかし、肯定文への答えだからといって「me,too」ではない場合もあります。
肯定文がme,tooとも限らない!
「me,too」は、「私もまったく同じ考え(意見・思い)です」というときに使うため、
(あなたが好き)
Me, too!
(私も!)
と「私もあなたが好き!」というつもりで「Me, too!」は使えません。
「me, too」は「私もまったく同じ考え(意見・思い)です」という意味なので、この場面で「me, too」を使ってしまうと、「私も私のことが好きです!」となってしまうのです。
ですので、文章に目的語(you, him…など)が入っている場合は、「me」を使わず、
- You, too.
- I love you, too.
などと答えます。
neitherの使い方【否定文】
否定文の場合は、
- neither
- either
のどちらかを使いますが、「me, too」と同じように使うのであれば、neitherを使い「me, neither」と言います。
※「me, either」とは言いません!
そのため、否定文で「私も!」と言いたい場合は、
(私、ピーマン嫌いなんだよね~)
Me, neither!
Neither, do I!
(私も!)
と使います。
「Neither, do I!」のほうがより丁寧な表現です。
否定文だからといってme,neitherとも限らない
ちょっと特殊な例ですが、否定文でも「me, neither」を使わない場合があります。
例えば、
(遅刻しないようにね!)
You, too!
(あなたもね!)
という場合は、You, neitherではなく、Nor, you!やYou, too!を使います。
eitherの使い方【否定文】
否定文でも、文章で返事をするときには、eitherを使います。
(私、ピーマン嫌いなんだよね~)
I don’t like green peppers, either!
(私もピーマン嫌いなの~!)
つまり、この文章に同意する場合は、
- Me, neither!
- Neither, do I!
- I don’t like green peppers, either!
と答えます。
まとめ
共通の趣味や話題があると、会話が盛り上がりますよね。
「私も!」はとっても便利な言葉です。
簡単に答える | 丁寧に答える | ||
---|---|---|---|
肯定文 | Me, too! | 文章+, too! | |
否定文 | Me, neither! | Neither, ~ | 文章+, either! |
肯定文は「too」だけですが、否定文は「neither」と「either」の使い分けが必要です。
「neither」と「either」の覚え方
私が「neither」と「either」を初めて覚えたときは、「neither」は簡単に答えれる代わりに、「N(荷物)」が付いてくると覚えていました。
※Me, eitherとは言いません(簡単に答える場合はMe, neither)
Me, too!とMe, neither!を使いこなそう
友達同士であれば、Me, too!とMe, neither!を使えれば充分だと思います。
しかし、注意点にもあったように、たまにYou, too!であったり、Nor, you!を使う場面もあるので、不安なときは文章で返すようにしましょう。
とくに、I love you!などの感情がこもった文章は、簡単に返さず、きちんとこちらからもI love you, too!と文章で答えましょう。