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ドイツ「ホルンバッハ(HORNBACH)」CMの日本人差別【アジア系人種差別】

アジア人女性

最近は何かと、セクハラ、パワハラ、モラハラと、ハラスメントを叫ぶ人が増えて、「面倒くさい世の中になったなぁ」と思うことも多いです。

もちろん、断じて許すことができないものもあります。

しかし、「そこまで大騒ぎするほどのことでもないのではないか」というものも増えていませんか?

 

たとえば、上司が異性の部下に「顔色悪いけど大丈夫?」というのもセクハラだとか。

  • 顔色悪い→私のことずっと見てる気持ち悪い
  • 大丈夫?→他人に「大丈夫?」って言葉を使わないで

ということらしいのです。

確かに個人により感じ方はさまざまだが、これをイケメン(美人)に言われたら怒らないのではないでしょうか?

苦手な上司に言われるから腹が立つだけなのではないでしょうか?

 

もちろん、厭味(イヤミ)で言ってきているのなら話はかわってきますが、心配なんてしてほしくないにしろ、もっと他の言い方があるにしろ、会社であなたに倒れられても困るのは上司です。

そんな陳腐なことで騒がれると、もっと大変な被害にあっている人の声が届きにくくなる気がします。

本当に救わないといけない人は、声をあげることができなくて埋もれてしまうのではないでしょうか。

 

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ホームセンター「HORNBACH」のCMについて

2019年4月にTwitter等で話題となった、ドイツのDIY専門店(ホームセンター)「HORNBACH Baumarkt AG」のCMをご存じでしょうか?

動画を見ていただいたらわかりますが、「アジア系の女性が、ドイツ人男性の使用済み下着の臭いを嗅いで恍惚とした表情を浮かべる」というものです。

なんでも、ドイツ人男性の汗の臭いは、アジア人女性にとっては「春の香り」だそうで?

制作した広告会社は「日本の文化をもとにした」と主張したそうです。

 

このCMが放送されてから、主に韓国・中国からの抗議が殺到し、HORNBACH(ホルンバッハ)は、ドイツ国内のテレビCM、公式Youtube、Facebookからは削除しましたが、公式Twitterにはまだ残っています。

抗議が殺到と書きましたが、ドイツ国内ではこれを問題視する声は少なく、むしろ「ジョークじゃん?」「そんなに怒ることでもない」という声の方が多かったそうです。

そのため、HORNBACH(ホルンバッハ)も、なかなか動画を取り下げませんでした。

 

そして、驚いたのは一部の日本人の反応です。

もちろん日本からも抗議した人はたくさんいたのですが、中国や韓国に比べると少なく、また、「これくらいは差別だとは思わない」という人が一定数いたのです。

 

racial discrimination(人種差別)

racial discrimination(人種差別)

人種差別と聞くと、アパルトヘイトなどにみる黒人差別が真っ先に浮かびますが、アジア人差別もいまだに根強く残っています。

「自由の国!アメリカに留学するぞ!」と夢見る学生さんも多いでしょう。

人種のるつぼ」とも言われる多民族国家のアメリカでさえ、アジア人差別はあります。

アメリカでそんな状況なのですから、ヨーロッパでもとくに地方に行けば行くほど、人種差別は色濃く残っているのです。

ドイツのこのCMは、そんな状況下で制作され、放送されたのです。

ドイツに住むアジア人女性は、どのような気持ちになったでしょうか。

これが「ジョーク」ですむのでしょうか。

 

TV中継中に子供が乱入(BBC)

これは私が大好きな動画で、大いに反省した動画でもあります。

BBCニュースの生放送中に子供が乱入してくるというほのぼのとした動画です。

自宅と中継をつないでいたことにも驚きですが、子供がノリノリで、しかも2人も乱入してきて、もうかわいいやらおかしいやらで、ほっこりします。

 

ところが、私は初めて見たときに、「お手伝いさん(nanny)が慌てて子供をつかまえにきた」と思ったんです。

アジア人女性=お手伝いさん

と直感的に思ってしまったのでしょうね。

私の中にもそのような固定観念があるのだと反省しました。

 

声を出していこう!

「自分の考えと異なるから」といって、なんでもかんでも訴えていけばいいというわけではないとは思います。

「周りが盛り上がっているから、自分も一緒に抗議しよう!」というのも違う気がします。

フェイクニュース(fake news・虚偽情報)も溢れている時代ですから、むやみに拡散するのは危険です。

でも、おかしいことは「おかしい」と言え、間違ったときはきちんと謝罪し、訂正できる人でありたいなぁと思います。

 

※4月のHORNBACH(ホルンバッハ)への抗議署名に参加しました
※この騒動は一応終結したことになっています

※この記事は小学生RYUではなく母が書きました

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