2019年1月、Twitter(ツイッター)上で心温まるニュースを見つけました。
男の子だったらよかったのに…その理由は?
My 4yr old came home yesterday saying she wished she was a boy so she could be a fireman. When I said girls can be firefighters too she said ‘but I’ve seen in books they are all boys and I don’t want to be the only girl.’ Any good vids/books I can show her? #FirefightingSexism
— Hannah Summers (@hansummers) 2019年1月18日
4歳の娘さんを持つイギリスのHannahさんのつぶやきです。
娘さんは、「男の子だったら消防士になれたのに…。」とお母さんに言ったそうです。
お母さんは「女の子でも消防士になれるよ。」と言ったのですが、「本でも消防士は男のばかり。一人だけ女の子なのはイヤなの。」と。
そこでHannahさんは、娘さんに見せるための良い本や動画がないかTwitterでつぶやいたら…
女性消防士からの動画
A mom wanted her daughter to see that women can be firefighters too — these fire departments from all over the world responded #firefightingsexism pic.twitter.com/XwNt3l6mCE
— NowThis (@nowthisnews) 2019年1月22日
世界中の女性消防士やその家族・友人からたくさんの応援メッセージが届いたそうです。
この動画(英語字幕が付いています)ぜひご覧くださいね。
応援コメント(一部抜粋)
In Vancouver, we have awesome firefighters who happen to be women!
& Nanaimo’s Karen Fry is a great Chief who happens to be a woman!
バンクーバーには、素晴らしい女性消防士たちがいます!
ナナイモ署の偉大なリーダーは女性のカレン・フライです。
Be yourself.
Dream big and follow your dreams.
You can be anything you want to be
自分らしく。
夢を持っていれば、あなたがなりたいどんなものにもなれる。
※一部意訳です
日本でも女の子が消防士になることはできる?
日本でも女性が消防士になることは可能なのでしょうか?
昭和44年に女性消防吏員が初めて採用されたものの、こどもが憧れる一般的な「消防士」という仕事にはつけませんでした。
その後、平成6年になって初めて、女性も指令管制、 救急隊、消防隊などの業務につけるようになりました。
平成30年4月の段階で、消防吏員全体に占める女性の割合は約2.7%です。
※法務省消防庁のHPより
ただ、ここまでくるのは平坦な道のりではなかったようです。
災害現場での指揮決定権を持ち、有事の際は現場に出て、消火・救助作戦の指揮を取る「消防司令」の女性のお話はこちら(転職サイト「女の転職type」のマガジンです)で読むことができます。
固定概念
私が子供の頃は、「看護婦」さんでしたし、「スチュワーデス」さんでした。
※現在は「看護師」さんと「キャビンアテンダント」
言葉だけ変えても、私たちの意識が変わらなければ同じなのかもしれません。
実際には女性の消防隊員も(わずかですが)存在するにも関わらず、本に出てくるのは男性隊員ばかりだったため、「男の子しか消防隊員になれない」と思ってしまったんです。
確かに、絵本などでは警察官は男性、花屋さんは女性が多い気がします。
私が絵を描くとしても、そう描いてしまう気がします。
無意識で誰かを傷つけてしまっていることが、あるのかもしれません…。
子供たちの未来
息子が小さい頃でも、
- 男の子なのにぬいぐるみなんか持って
- 男の子なのにピンクなんて着させて
- 男の子なのに…
と、いろいろ言う人はいました。
今は、女の子だから。男の子だから。と分ける必要はない時代になっていると思います。
「女の子だからスカートの制服を着用しなければいけない」というのもこれからの時代はどうなのでしょうか?
ただ、私個人の意見としては、なんでも男女平等を唱えるのはちょっと違うかなぁ。とも思います。
男尊女卑が激しい国の状況などをみると涙があふれます。
しかし、最近の日本では男女平等を叫びすぎて、一部で女尊男卑になっていることもあるように感じます。
男女で身体のつくりも違いますし、何もかも同じように出来ないことも多いです。
お互いが尊重し合えるような関係になり、選択肢が広がれば、もっと自然に過ごしやすくなるのかもしれませんね。
子供たちの未来が明るいものになりますように。
※この記事は小学生RYUではなく母が書きました