英語の動詞は、
- 現在形
- 過去形
- 過去分詞形
と、状況によって変化するため、覚えるのが大変です。
これは、単語を覚えるのと同じで、一つずつ覚えるしかないので、よく使う単語から少しずつ覚えていきましょう。
しかし、英語の未来形は、基本の動詞の前に決まった言葉をプラスするだけなので、比較的簡単なんですよ。
英語の未来形の作り方
英語で未来のことを言う場合は、動詞の前に、will もしくは be going to を入れます。
どちらの場合も、動詞は原形(現在形)でないといけません。
つまり、
- I will go to school tomorrow.
- I am going to go to school tomorrow.
どちらも、同じ「go(行く)」を使い、意味は「明日学校へ行きます」となります。
そう考えると、be going toの方が3つも単語があるし、beの部分が主語によって形を変えるからややこしいので、「will」を使うのが簡単ではありますが、実は、同じ文章でもwill を使った場合と be going to を使った場合の文章は微妙にニュアンスが異なるのです!
まずは、基本的なwill と be going to の形の変化についてみてみましょう。
willの略し方
willは、
- I’ll
- It’ll
など、省略して「’ll」と表示されることが多く、特に会話で使うときはほぼ100%省略し、I’ll(アイル)、It’ll(イトゥル)とかなり短く発音されるため、聴きとりが難しいです。
否定形は、will notですが、「won’t」と略されます。
be going to の略し方と形の変化
be going toは、beの部分が主語によって形を変えます。
そして、それぞれのbe動詞はwillと同じように主語とくっついて省略されることが多いです。
これは、be動詞についてのコチラを参考にしてくださいね。
be動詞について
未来形willを使う場合
未来のこと言う場合で、
●絶対こうすると決めた未来のこと
これらのニュアンスを含むときは、be going to ではなく、willを使います。
- Then, we will meet at 10 tomorrow.
(じゃぁ明日10時に会おう←今決めた) - I will do my best.
(最善を尽くします) - I won’t give up.
(諦めません)
【注意】willは未来のことだけじゃない!
しかし、注意しないといけないのは、文章にwillが付いているからといって、未来のことを語っているとは限りません。
習慣・傾向・習性
Boys will be boys.
男の子は男の子だ(男はいつになっても少年のまま)
People will talk.
人はどうしても話してしまうものだ(人の口に戸は立てられない)
推測(~だろう)
You’ll have finished your homework already.
宿題は終わってるんでしょうね
疑問形( Will you~? ・Would you~?・Won’t you~?)
疑問形の場合は、「~しませんか?」と誘うときや、「~してもらえませんか?」お願いするときに使います。
丁寧さの順に、
- Would you~?
- Will you~?
- Won’t you~?
となります。
未来形be going toを使う場合
未来のこと言う場合で、
●自分の意志とは関係ない未来のこと
これらのニュアンスを含むときは、will ではなく、be going toを使います。
- I‘m going to play soccer next Sunday.
(来週の日曜はサッカーをします←前から決めていた) - It’s going to rain.
(雨が降りそう)
使い分けのポイント
最初に例題にした、
- I will go to school tomorrow.
- I am going to go to school tomorrow.
この2つの文の違いは、willを使った場合は、「(さっきまで行くつもりはなかったけど)やっぱり明日学校へ行くわ」、be going toを使った場合は、「(もともと)明日学校へ行く予定」となります。
意味は同じですが、微妙にニュアンスが異なるので、明日は学校があるのに、「I will go to school.」と言ってしまうと、「えっ?サボるつもりだったの?」と勘違いされてしまいます。
そのため、普段の会話で未来のことを話す場合、どちらかと言えば、be going toの方がよく使うかもしれませんね。