日本で一番知名度が高い英語検定「実用英語技能検定」略して「英検」
5級から1級まで7段階あり、一番簡単な5級レベルが中学初級程度なのですが、今は小学生の受験者も多いようです。
現在中学2年生の息子が、4か月前に初めて英検3級を受け、その流れで今回準2級に挑戦しました。
英検の推奨レベル
日本英語検定協会が推奨する英検受験レベルは、
- 5級 :中学初級程度
- 4級 :中学中級程度
- 3級 :中学卒業程度
- 準2級:高校中級程度
- 2級 :高校卒業程度
- 準1級:大学中級程度
- 1級 :大学上級程度
と、中学以上の知識が必要ですが、今は小学校から英語が必須科目となったため、上記の推奨レベルより2ランクほど上げて受験するお子さんが多いようです。
5級、4級は面接がないので小学生でも比較的挑戦しやすく、3級からは筆記試験(1次試験)合格者のみ面接試験(2次試験)を受けることができ、どちらも合格して初めて合格証明書が発行されます。
英検準2級の配点(合格基準)について
英検準2級は、1次試験(筆記)と2次試験(面接)があります。
1次試験(筆記)の課題・問題数・配点は、
- リーディング(選択)37問:600点
- リスニング(選択)30問:600点
- ライティング(記述)1問:600点
の1800点満点で、合格基準は1322点です。
2次試験(面接)の課題・問題数・配点は、
- リーディング:5点
- Q&A:25点
- アティチュード(態度):3点
で配点され、スコアとしては、スピーキング600点満点として表され、合格基準は406点です。
1次試験【筆記試験】の勉強方法
先月、英検3級を受けてすぐに英検準2級の勉強にとりかかりました。
ちょっとは休ませろ~!
試験勉強イヤや~!
という息子をなだめ、英検3級試験の際に学んだこれらを実践することにしました。
- 無料の参考資料を活用する(公式HP)
- 人気かどうかではなく子供に合った参考書を1冊買う(そしてきちんと使う)
- オンライン英会話スクールを英検コースがあるところに変更
無料の過去問題を活用
英検3級のところでも紹介しましたが、公式ページに無料の過去問題が3回分リスニング音源付きで用意されています。
準2級の過去問・対策(日本英語検定協会公式HP)
勉強嫌いの子供にオススメ参考書・テキスト
英検対策には、旺文社の参考書が人気なので、3級受験時に購入したのですが、ほぼ使われなかったため、参考書ではなく実際に解いて学ぶプリントタイプのこの問題集を使いました。
この問題集は、1日1枚(すぐ終わる)、1ヶ月で終わるので、勉強嫌いの息子もなんなくこなすことができました。
それに調子に乗った私は、「語彙力をふやさないと!」と、旺文社の単語・熟語を覚えるための本を買ってしまったのですが…
こちらは、英検で使われる単語を集めたもので、昭和から使われているあの赤い半透明下敷きみたいなのをかぶせて単語の意味(日本語の方が消える)を覚えるものです。
これは、本人にやる気がないと使わないタイプの参考書でした。
英検用オンライン英会話スクール
楽しくおしゃべりするフィリピン人の先生とのオンライン英会話スクールもいいのですが、試験対策となると日本人の先生に教えてもらうほうが早いので、
- 楽しいオンライン英会話スクール
- 英語塾的なオンライン英語塾
この2つで英検対策を!と思ったのですが、最近の中学生は時間がない(部活とかゲームとかゲームとかで忙しいらしい)のと、経済面から、一度オンライン英会話スクールをストップしました。
オンライン英会話スクールは、いつでも気軽に止められて、いつでも簡単に再開できます。
英検対策ができるオンライン英語スクールはコチラ
英検が終わったら、英検対策スクールはやめて、楽しいオンライン英会話スクールに戻る予定です。
試験勉強のやり方
先ほど紹介したプリントタイプの問題集は書き込みタイプですが、簡単に切り取れるので先にコピーしておけば何回でもできます。
ボクは1回しかしないけどね。
それをなんとか全部やり、試験までの短い期間に集中的に勉強するため、オンライン英語スクールは週に2回受けました。
日本人の先生なので、息子の苦手なところをすぐに把握してくれ、文法のチェックも徹底していました。
そのおかげが、ギリギリではありましたが、1次試験を1回で突破することができました。
2次試験はいつ?【練習時間】
1次試験に合格したら指定された日に面接を受けます。
(2次試験は最大4回受けることができますが、2回目以降はその都度料金が満額かかります。)
2次試験の日にちは、筆記試験問題用紙の裏に記載されています(2日間設定されており受験票がくるまでどちらの日になるかわからない)。
3級のときは、9月30日に1次試験、11月6日に2次試験【37日後】でしたが、準2級のときは、1月20日に1次試験、2月19日に2次試験と、その間1ヶ月を切っていました。
しかも1次試験の合否をネット上で見れるのは2月6日以降だったので、2次試験の勉強に本腰を入れられるのは約2週間です。
もちろん1次試験が終わってすぐに2次試験対策をすればいいのでしょうが、受かってるかどうかもわからないのに勉強する気もおきないですよね。
2次試験【面接】練習方法
勉強期間が短いとはいえ、面接練習はあまりすることがありません。
面接1週間ほど前くらいに、公式の無料バーチャル二次試験を見てある程度の流れを把握し、問題と解答のサンプルを使ってシミュレーションしておけばバッチリだと思います。
準2級のバーチャル二次試験(日本英語検定協会公式HP)
今回もまた似た問題が出たよー
英検準2級対策結果【体験談】
ネット上には、英検おすすめテキストをまとめたものや、効率的な勉強法サイトがありますが、満足度95%のテキストも、誰でも簡単にわかる勉強法も、うちの子に合うかどうかはわかりません。
いろいろなテキストを集めて数をこなすより、子供に合う1冊のテキストを何度も解いて、しっかり覚える方が力になります。
今回、息子は、英検3級を受けて4か月後(3級合格がわかってから約2か月後)に準2級を受けました。
無謀かと思いましたが、息子に合うテキストを見つけることができたことと、新しいオンライン英会話スクールのおかげで、ギリギリの点数ではあったものの、なんとか合格できました。
英検合格の秘訣(コツ)
英検合格のコツは、「子供に合った勉強法を見つけること」これにつきると思います。
とはいえ、受ける級によって勉強方法も異なります。
中学2年生にとって2レベル上の準2級までは、学校の授業と無料の過去問をしておけばそこまで難しくありません。
しかし、中学生にとって英検2級以上はまだ勉強したことがない文法が多く出てくるので、多少お金をかけないと難しいかもしれません。
そのため、息子は、英検2級に向けて、さらに厳しい英検専門のオンライン英語スクールにお願いしました。
このスクールでは、英検3級のために購入した息子が教科書みたいでイヤだとほぼ開くことがなかった旺文社の総合対策教本を使用し、宿題もたんまり出るので受験勉強へ向けての「自分で勉強をする練習」になもなります。
英検を通して、勉強、そして自分と向き合うことの大切さを学べたらいいなぁ。と思っています。