アメリカのお騒がせセレブ、Kim Kardashian(キム・カーダシアン)が、補正下着ブランド「KIMONO」を立ち上げると発表し、大炎上しました。
Kim Kardashian(キム・カーダシアン)とは
Kim Kardashian(キム・カーダシアン)こと、Kimberly Kardashian West(キンバリー・カーダシアン・ウェスト)は、1980年10月21日生まれのアメリカ出身で、お騒がせセレブとして話題のモデル・女優です。
2007年に元恋人レイ・ジェイとの●●●テープが流出したことで話題になり、さらに同年、「Keeping Up with the Kardashians」というカーダシアン一家に密着したリアリティ番組の放映が始まり、有名になりました。
- メイクアップブランド「KKW Beauty」
- ソーシャルゲーム「キム・カーダシアン:ハリウッド」
- 絵文字「kimoji」
- 補正下着ブランド「KIMONO」
※名称変更予定
などを立ち上げ、総資産は約390億円と言われています。
2019年7月現在、インスタグラムのフォロワーが、1億4200万人もいる話題の超セレブです。
VOGUE JAPAN(2019年8月)の表紙
VOGUE JAPAN (ヴォーグ ジャパン) 2019年 08月号 [雑誌]
Kim Kardashian(キム・カーダシアン)は、VOGUE JAPAN(2019年8月)の表紙モデルにもなっています。
補正下着ブランド「KIMONO(キモノ)」
そんな、Kim Kardashian(キム・カーダシアン)が、2019年6月25日に、「15年間取り組んできた、補正下着ブランド『KIMONO』を立ち上げる」とインスタグラムで発表しました。
もうすでに、アメリカ特許商標庁に商標登録も申請していたそうです。
インスタグラムより
特許の重要性(ティラミスヒーロー事件)
少し話が逸れますが、昨年、日本でも特許がらみの大きな問題が起きました。
2012年にシンガポールで創業し、日本でも有名なティラミス専門店「ティラミスヒーロー(The Tiramisu Hero)」のロゴ、商品、店名などをすべてパクった日本の会社があるんです。
2012年にシンガポールでつくったオリジナルのブランドロゴがコピーされ只今日本で使用できなくなってしまいました。私達の大好きな日本でこのような事がおき大変残念に思っています。でもアントニオは負けません!オリジナルの味を引き続きお届けする為に頑張ります(*•̀ㅂ•́)وわ pic.twitter.com/E9Yaps7s4w
— ティラミススター (@tiramisustar) 2018年12月27日
それは、日本でパンケーキ・カフェを展開するgram社で、そもそもその「cafe & pancake gram」も大阪のパンケーキ店からパクったものだそう。
元のお店を営業できないようにし、廃業に追い込んだという悪名高い会社です。
今回は、すでに人気のブランドをパクろうとしたため話題となり、SNS上で大きく取り上げられ、偽ティラミスヒーローの不買運動が起こり、いつの間にか偽ティラミスヒーローは閉店していました。
とはいえ、gram社が行った手続きは卑怯なやり方ではあるものの、法律に反しているわけではないんですね。
よほどでない場合、特許を取ったもの勝ちなんだそう。
その日本の恥ともいえるgram社は、恥ずかし気もなく、2019年6月16日にシンガポールに「cafe & pancake gram」をオープンしたそうですよ。
反対運動「#KimOhNo」
さて、話を戻します。
Kim Kardashian(キム・カーダシアン)が、補正下着ブランドの名前を「KIMONO」にすると発表するやいなや、「日本の文化を軽視した行動」、「文化の盗用」だと大炎上しました。
フォロワーが多いため、拡散されるのも早いんですね。
補正下着ブランド「KIMONO」に反対するハッシュタグ「#KimOhNo」の投稿件数はあっという間に増え、さらに、「Change.org」上のプロジェクト「着物は日本の文化。キム・カーダシアン・ウェストの“KIMONO”商標登録にNo! #KimOhNo」での署名活動が始まりました。
さらに、京都市長が公式文書を発表する事態にまで発展したんです。
炎上からの撤回
2019年7月1日、Kim Kardashian(キム・カーダシアン)はインスタグラム上で、補正下着ブランドの名称を「KIMONO」から他の新しいものに変更(何にするかは未定)すると発表しました。
インスタグラムより
最後に
今回の件に関しては、彼女が日本をバカにしているわけではないように感じました。
セレブすぎて突き抜けている方ですし。
日本人もよくわからない英語の名前を付けて「かっこいい」と感じることもあるように、そんな感じで軽いノリだったのかなぁ。と思います。
なんてったってお騒がせセレブですから。
今回のように、ときには民衆の声が大きな力となることがあります。
ドイツ「HORNBACH(ホルンバッハ)」の炎上CMもそうですね。
ネット(とくにSNS)の情報は正しいものばかりとは限らないので注意が必要ですが、世界のさまざまな情報に目を向けて、耳を傾けていきたいですね。
※この記事は小学生RYUではなく母が書きました