英語には日本語にない表現方法がたくさんあります。
現在完了(I have~を使った 経験・継続・完了を表す文法)が苦手な人も多いのではないでしょうか?
※ここでは現在完了については触れません
外国語を勉強する場合、すべてを日本語に訳してから考えようとすると、ますますややこしくなってしまうこともあります。
そんなときは、
- 丸覚え
- 日本語に訳さないで考える
がオススメです。
ここでは、丸覚え、もしくは日本語に訳さないで考えたほうが答えやすい日本人が間違えやすい疑問文の答え方をまとめました。
Why don’t you~
Why don’t you~を使った文章です。
Why don’t you~の文章はよく使うのでご存じの方も多いと思いますが、これには2つの意味があります。
Why don’t you go to the party?
- どうしてパーティーに行かないの?(疑問・怒り)
- パーティーに行ってみたら?(提案)
そのまま訳すと、「どうして?」という疑問にも怒りにも聞こえる言葉となりますが、口語的な表現だと、「~してはどうですか?」と提案の意味で使われることが多いです。
どっちの意味かわからない場合は、その前の文章、もしくは相手の言い方で見極めましょう。
たとえば、「Do you know good restaurants around here? (この辺りでいいレストラン知らない?)」と聞いて、相手が「Why don’t you go…」と返してきた場合、通常であれば提案の「…に行ってはどう?」ですが、相手がこの近くでレストランを経営しているのを知っているのにあなたがこの質問をした場合は「なんでうちの店に行かないんだよ!」なのかもしれないということです。
Why don’t we~
これが、Why don’t youではなく、Why don’t weだった場合は、
どうして私たちパーティーに行かないの?ではなく、「パーティーに行かない?」という「Let’s go to the party!」と同じ意味で使われます。
否定疑問文:Don’t you go to the party?
否定疑問文は、答え方が難しいので日本語に訳さないで返事をするのがオススメです。
パーティーに行かないの?
日本語だと、
- YES:「うん。行かないよ。」
- NO:「ううん。行くよ。」
となりますが、英語の場合は「行かないの?」と否定文で聞いておきながら、答えは、
- YES:「うん。行くよ。」
- NO:「ううん。行かないよ。」
となります。
日本語に訳してから答えると、まったく反対の意味になってしまうんです。
簡単な解決方法:答え方
一番間違いがない答え方は、否定疑問で聞かれたら、Yes、Noでは答えずに、
- I go to the party.
パーティーに行くわ。 - I don’t go to the party.
パーティーには行かないわ。
と答える方法です。
これだと間違いようがありません。
しかし、テストだとそうはいきませんよね。
否定疑問形の場合は、通常の疑問形に変えてから答えを書くようにすると間違えません。
たとえば、「Don’t you go to the party?」の場合は、「Do you go to the party?」から答えを導き出すのです。
- Don’t you go to the party?
パーティーに行かないの? - Do you go to the party?
パーティーに行く?
どちらの質問でも、行く場合はYes!行かない場合はNo!なんです。
そう考えると、なんだか英語のほうが簡単に思えませんか?
付加疑問文:You go to the party,don’t you?
普通の文章だと思ったら最後に疑問形が付いてきてる!というちょっとめんどくさい疑問文「付加疑問文」です。
- You go to the party,don’t you?
パーティーに行くでしょ? - You don’t go to the party,do you?
パーティーに行かないよね?
最後についてる ,do you? や,don’t you? は、肯定文でも否定文でもどちらも「~でしょ?」と訳します。
そして答えるときは、否定疑問文と同じように、パーティーへ行くならYes!行かないならNo!です。
The exercises(練習問題)
それでは、問題です。
ママがあなたにこう言いました。
宿題してないの?
私の誕生日忘れちゃったの?
ママを怒らせないよう答えなさい。
Answer(答え)
宿題してないの?
答えは、「したよ」なので、Yes,I did.(I did my homework.)が正解です。
私の誕生日忘れちゃったの?
ママの誕生日を忘れちゃったら大変!
答えは、「覚えてるに決まってるじゃーん」なので、Yes,I do.(I remember your birthday,of course!)です。
まとめ
Yes、No疑問文の場合、テストでなければ「Yes,I do」などと正しく答えなくても「Yes!」だけで意味は通じますが、否定疑問文・付加疑問文の場合は、それだけだと間違って伝わってしまう場合もあります。
慣れるまでは、「Yes,I do. I go to the party.」などfull sentence(フルセンテンス)で答える方が間違いがないだけでなく、文章を作る練習にもなるのでオススメです。
英語勉強法の一つであるカランメソッドでは、フルセンテンスで答えるのが基本となっているんですよ。
日本語にない言い回しは慣れるまではやっぱりややこしいですが、がんばって覚えましょうね。