2004年に公開されたディズニー映画「ブラザー・ベア(Brother Bear)」
ディズニーにしてはキャラクターに特徴がなく、煌びやかなシーンがないため、そこまで話題にはなりませんでしたが、一度観た方からは評価が高いことでも有名な映画です。
笑うところもあれば、涙するところもあり、そして何より人が成長していく姿がわかりやすく描かれているため、子供(できれば小学生くらい)の教育にもオススメです。
英語で観るのは少し難しいですが、子供が楽しく歌える歌もありますよ。
どんなお話?
思春期の微妙なころ…自分で何でもできると思ってしまいますよね。
年長者の話を聞かないで突っ走ってしまい、取り返しのつかないことになることも。
しかし、それを「自分のせい」ではなく「他のもののせい」にして、さらに取り返しのつかないことに…。
それを乗り越えて大人になっていくお話です。
キャラクター
なかなかディープな内容ですが、主人公はクマ、さらにたくさんの動物が出てくるので、子供でも楽しく観ることができます。
ただ、お兄ちゃん熊「キナイ(Kenai)」と子熊「コーダ(Koda)」の会話が多いため、子熊「コーダ」の英語が聞き取りにくいです。
実際でも、大人より子供の言っていることは聞き取りにくいので、練習になるかもしれませんね。
主題歌と挿入歌
ブラザーベア(Brother Bear)は、1999年に公開され、アカデミー歌曲賞(Academy Award for Best Original Song)を受賞した「ターザン(Tarzan)」と同じ、フィルコリンズ(Phil Collins)が音楽を担当しています。
Look Through My Eyes(ルックスルーマイアイズ)
「Look Through My Eyes(ルックスルーマイアイズ)」は、英語版のみで、Phil Collins(フィルコリンズ)が歌っている、映画の最後に流れる曲です。
いい曲なのですが、さすがに全部覚えるのは難しいと思うので、覚えいやすいパートをピックアップしました。
Don’t hide
It will be alright
You’ll see
Trust me
I’ll be there watching over you
だから逃げないで
隠れないで
大丈夫!
今にわかるよ
ボクを信じて
ボクは君を見守っているよ
seeの意味
seeは絶対覚えないといけない重要単語です。
seeと言えば「見る」という意味が有名ですが、他にも、会う、わかる、知る…など様々な意味があります。
- I see:わかったよ
- Let’s see(Let me see):えっと・・・
- See you:またね(バイバイ)
と、いろいろなところで使える便利な単語です。
Great Spirits(グレイトスピリット)Tina Turner
「Great Spirits(グレイトスピリット)」は、英語版ではTina Turner(ティナターナー)、日本語版では天童よしみさんが歌っています。
ブラザーベアの主題歌といえば日本ではこの曲が有名です。
Take our hands and lead us
Fill our hearts and souls with all you know
Show us that in your eyes
We are all the same
Brothers to each other
In this world we remain
Truly brothers all the same
教えてグレートスピリット
あなたの持つ知恵と愛のすべて
あなたにとってこの地上に
生まれた命みんな同じ兄弟だと
On My Way(ぼくの旅)Phil Collins
「On My Way(ぼくの旅)」は、英語版ではPhil Collins(フィルコリンズ)、日本語版では橋本仁さんが歌っています。
息子はこの曲が一番気に入ったようです。
良い方向へ展開している場面で流れる挿入歌なので、印象に残りやすく、楽しく歌える曲です。
New friends and new places to see
With blue skies ahead
Yes, I’m on my way
And there’s nowhere else that I’d rather be
ぼくは旅をしてる希望にあふれて
足取り軽く進もう仲間にまた会える
I’m on my way
I’m on my wayはよく使う言葉です。
直訳すると「今、向かっています」となりますが、「今すぐ行きます!」という場面で(まだ出発していなくても)使います。
No Way Out(ブラザーベア)Phil Collins
No Way Out(ブラザーベア)は、英語版だけでなく、日本語版もPhil Collins(フィルコリンズ)が歌っています。
涙なしでは観れないシーン。
そう。
ついに、Kenai(キナイ)が自分の罪に気づき、それをKoda(コーダ)に伝えるシーンで流れる曲です。
But there’s nothing I can say to change the things I’ve done
I’d do anything within my power
I’d give everything I’ve got
But the path I seek is hidden from me now
僕のしたことはもう
取り返しのつかないものだけど
出来るだけのことは
何でもしよう
でも何をすればいいのだろう
短い曲ですが(上記でご紹介しているのは曲の1/3ほどです)、繰り返しの部分が少ないため、覚えるのが難しいです。
普段使いできるような単語や文章は少ないですが、この後に続く、
I let you down
You trusted me
Believed in me
And I let you down・・・
は、中学生で習う単語ばかりなので、ぜひ覚えてください。
I let you down
downは「下がる(下りる)」という意味ですが、気持ちが下がる「落ち込む」という意味にも使えます。
letは~させるという意味なので、I let you downを直訳すると「あなたを落ち込ませる」つまり、「失望させる」という意味になります。
letの使い方についてはコチラ
Trust me・Believe in me
Trust me、Believe in me どちらも、「私を信じて!」という意味ですが、Trust meは、どちらかというとちょっと重い「信用して・信頼して」というときに使います。
勉強になる台詞(単語・熟語)
映画の中のセリフで、普段使いできるものをまとめました。
Don’t worry
I won’t tell anyone.
心配しないで。
誰にも言わないから。
Kenai(キナイ)がワナにかかているのを見た、Koda(コーダ)のセリフです。
Don’t worryの使い方についてはコチラ
I got my own problems
僕は自分のことで精いっぱいだ。
直訳すると、「自分の問題がある」で、それだとI got my problems.で通じるような気がしますが、それだと、何についての問題かわかりません。
そのため、自分自身の問題というために、I got my own problems.とownを使います。
- I have my iPhone.
- I have my own iPhone.
どちらも同じ「私はiPhoneを持っています」ですが、my ownとするほうが、私のものを強調することができます。
指切りげんまんは英語で「pinky swore」
Kenai(キナイ)は、Koda(コーダ)に助けてもらう代わりに、salmon run(サーモンラン)に付いていくことを約束します。
そのときにpinky swore(指切りげんまん)をします。
指の英語
指は英語でfingerとは限りません。
日本語では、手の指、足の指どちらも「指」ですが、英語だと手の指は「finger」、足の指は「toe」です。
手の指の名前【英語】
- 親指:thumb
- 人差し指:pointer・index finger
- 中指:middle finger
- 薬指:ring finger
- 小指:pinky・baby finger
親指の発音が少し難しいですね。
足の指の名前【英語】
同じ指でも手と足の名前は異なります。
- 親指:first toe
- 人差し指:second toe
- 中指:third toe
- 薬指:fourth toe
- 小指:fifth toe
などと順番に呼べますが、あまり使うことはありません。
「足の小指ぶつけた~!」という日本ではよくある表現も英語圏ではいちいち指の種類を特定せず、「toe(足の指)をぶつけた」ですませることの方が多いです。
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